virt-clone でファイル形式の注意

virt-clone を使えば、テンプレートのイメージを元に複製が作成できる。テンプレートとなるイメージは、ファイルでも LVM でも問題ない。また、複製する先もファイルでも LVM でも大丈夫。非常に便利。

ただし、当然といえば当然なのだが、LVM へ複製する時には、テンプレートは raw 形式でなければならない。qcow2 形式のイメージから LVM の複製を作ることはできなかった。

また、LVM へ複製を作成する際には、"--prompt" などのオプションをつけて実行する必要がある。これがない場合は、既にファイルが存在するということで処理が中断してしまった。

  # virt-clone -n newos -o origos -f /dev/VolGroup00/newos-disk --prompt --connect=qemu:///system
This will overwrite the existing path '/dev/VolGroup00/newos-disk'!
Do you really want to use this disk (yes or no) y
Cloning /dev/VolGroup00/origos-disk                     |  32 GB     13:18     
 
Clone 'newos' created successfully.

また、OSが Debian の場合、MACアドレス変更に伴いネットワークのデバイス名が変わってしまう。テンプレート側の /etc/udev/rules.d/70-persistent-net.rules を事前に削除しておくと良い。