Veewee 0.3.0.alpha9 (開発版) を試す

Vagrant

以前、veewee で vagrant 用の仮想サーバ(box)を自動作成 にて、veewee 0.2.0 の動作を確認した。今回は、開発版である 0.3.0.alpha9 を使って CentOS 6.2 のベースBOXを作成してみた。

今回動作確認した環境は、

0.2.0 系は、vagrant 0.8 向けのプラグインとして開発されていたが、今開発中の 0.3.0 は、単独で動作し、VMWare や KVM などの VirtualBox 以外の仮想マシンの自動作成への対応を目指している。とりあえず、VirtualBox (+vagrant 1.0.3) ではちゃんと動作することが確認できた。

veewee 0.3.0.alpha9 をインストール

gem install veewee --pre

作業ディレクトリ作成

mkdir centos6
cd centos6

OSテンプレート一覧を確認&定義

veewee vbox templates
veewee vbox define centos6 CentOS-6.2-x86_64-minimal

設定ファイルの更新

definisions/centos6 以下に設定ファイルが生成される。
ks.cfg を編集しインストール時の設定(lang, keyboad, timezone)を変更する。

lang ja_JP.UTF-8
keyboard jp106
timezone Asia/Tokyo

definision.rb を編集して、ISOファイルの取得先を ftp.riken.jp に変更。

  :iso_src => "http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.2/isos/x86_64/CentOS-6.2-x86_64-minimal.iso",

仮想マシンの作成

 veewee vbox build centos6

ISO ダウンロードをするか聞かれて No と答える。Yes と答えても途中でタイムアウトしてしまったため、手動でダウンロードする。

$ curl -C - -L 'http://ftp.riken.jp/Linux/centos/6.2/isos/x86_64/CentOS-6.2-x86_64-minimal.iso' -o 'iso/CentOS-6.2-x86_64-minimal.iso'

ビルド(veewee vbox build)を再度実行。完了すると、確認のためテストを行う。

veewee vbox validate centos6

Vagrant 用パッケージを作成

出来上がった仮想マシンを Vagrant のベースBOXにエクスポートする。

 vagrant basebox export centos6

カレントディレクトリに centos6.box が作成される。あとは普通にパッケージを登録すれば完了。

vagrant box add centos6 centos6.box

参考：