KVM のイメージをマウントする

raw 形式のイメージの場合、offset オプションで、先頭部分をスキップすればいいらしい。

 mount -o loop,offset=32256 hd.img test

注意しなければならない点は、マウントできるパーティションは最初のパーティションのみであること。イメージ内を複数パーティションに分けていた場合はこれだけでは不十分。

Xen vs KVM

XenKVM のホストOSとしての対応状況を比べてみた。

Xen KVM
Ubuntu 8.04 8.04-9.10
Debian etch(4.0), lenny(5.0) lenny(5.0), squeeze(6.0)
RHEL 5.0-5.4 5.4

現在の Xen は、対応状況が思わしくない。Ubuntu では最新のリリースでは対応していない。Debian も 次期リリースでは未対応になってしまう予定。Xen 4.0 がリリースされれば状況は変わるかもしれないが、今のところどうなるかよく分からない。KVM が本家に組み込まれたのが2006年12月。RedHat で最近正式対応したこともあり、そろそろ使ってみようかなというところ。


Xen 4.0 は、2010年1月/2月に仮リリース?
http://www.virtualization.info/jp/2009/12/xen-402010120091204-5.html

Linux FoundationはXenからKVMへの移行を推奨か?
http://www.virtualization.info/jp/2009/04/linux-foundationxenkvm20090416-8.html

KVM のゲストOSにコンソールからログイン

ゲストOS(Debian lenny)上でシリアルポートの設定を行う。
/etc/inittab の以下の記述を有効にする。

 T0:23:respawn:/sbin/getty -L ttyS0 9600 vt100

ホストOSから以下のコマンドを実行。

 $ sudo virsh start guestos
 $ sudo virsh console guestos
Connected to domain deb1
Escape character is ^]

しばらく待っても何も表示されない場合は、Enter を押してみると良い。ホストOSに戻るには "Ctrl + ]" を押す。