大量サーバ構築時の課題解決策

課題は次の3つ。

  1. サーバの設置場所に出向いて作業する必要がある
  2. 長時間の作業を強いられる
  3. 同じ作業を繰り返し人手で行うため、作業ミスが発生する可能性がある

課題の解決策として、以下の3つが挙げられる。

1. リモートからの電源投入 (IPMI)

IPMI (Intelligent Platform Management Interface) という仕組みを利用する。
電源オフの状態でも操作できるが、メーカーによって異なる部分があるとのこと。

HP の場合は、BIOSで事前に専用ポートをNICに割り当てておくことで、
電源オフの状態でもリモートから SSH で操作することが出きるとのこと。

DELL の場合はどうするのかな?サポートに聞く必要あり。

2. インストーラ自動起動 (PXE)

PXE (Preboot eXecution Environment) という仕組みを利用する。
PXEブートは以下のように動作する。

  1. 電源ON
  2. BIOS が起動
  3. BOOTTP (BOOTstrap Protocol) で、DHCPサーバからIPアドレスなどのネットワーク情報取得
  4. TFTP (簡易なファイル転送プロトコル) で他サーバからカーネル取得。
  5. 取得したカーネルで起動

3. キックスタート

RedHatEL や CentOS では初期設定ファイル(キックスタート・ファイル)をインストール時に読み込ませることで、対話的な作業が不要になり、自動インストールが可能になる。

Debian 系だと preseed という自動インストールの仕組みがあるらしい。

課題解決のシステム構成(PXEブート)

PXE ブートを行うには、以下のサーバやファイルを用意する必要がある。

が、これらの相互関係を理解し、適切に設定していく必要があり手間がかかる。
ここで、簡単に環境を構築できるフリーソフトがないか検討してみる。

候補:

他にも便利なソフトはあるかもしれないし、素直にサーバを組み合わせた方が早かったりするかもしれない。