rinse で RPM系ディストリの chroot 環境構築

Ubuntu

Ubuntu 8.04 (hardy) にて、CentOS4.6 の chroot 環境を作った。

rinse インストール

 sudo apt-get install rinse

rinse 最新バージョンの取得

最新バージョン(v1.3)は、以下の URL から取得できる。
http://www.xen-tools.org/software/rinse/

Ubuntu 8.04 の rinse は 古い。修正して使えるようにするには、試行錯誤が必要だった。こんなことなら、最新のソースから入れたほうがよかったが、もっと簡単に済ませたいので、問題を回避したい部分だけ、最新バーションに置き換えてみた。

  wget http://www.xen-tools.org/software/rinse/rinse-1.3.tar.gz
  tar xzf rinse-1.3.tar.gz
  cd rinse-1.3
  sudo cp etc/rince.conf /etc/rince.conf
  sudo cp script/centos-4/post-install.sh /usr/lib/rinse/centos-4/

置き換え後、 post-install.sh の1行目を、/bin/bash に変更しておく。これでも、途中でエラーになる所があった。他にも /etc/rinse/centos-4.packages や /usr/lib/rinse/centos-4/post-install.sh を手直しする必要がありそう。最新の rinse でも CentOS4.6 への対応は不十分な感じ。

rinse の実行

  sudo mkdir -p /home/okinaka/centos4
  sudo rinse --directory=/home/okinaka/centos4 --distribution=centos-4

で、chroot 環境は出来た。基本的には以上で終了。以下は、chroot 環境での作業メモ。

chroot してみる

 sudo mount -t proc proc /home/okinaka/centos4/proc
 sudo chroot /home/okinaka/centos4 /bin/bash

あとは、yum を使って必要なパッケージを入れればいい。

Xen のドメインU環境にするには、もうちょっと手を加える必要がある。
まだ、試していないのだが、/etc/fstab の作成、カーネルモジュールのコピーなど。