LVM使用環境でのパーティションサイズの変更方法

DELL のサーバを RedHat ES4 プレインストール版にしたら LVM で困った。

http://neobless.co.jp/ja/node/139

Redhat Linux Enterprise Server4は標準でLVMを搭載しています。

通常のファイルシステムでは一度パーティションを切ったら、特殊なツール(GNU Parted、またはパーティションマジック等市販ソフトウェア)を使用しなければサイズを変更することはできません。

しかし、LVMではLVMパーティション内に「論理ボリューム」を作成し、その中にファイルシステムをつくることで、論理ボリュームのサイズを変えることでパーティションサイズの変更が簡単に行えます。

以下に、Redhat Linux ES4でのパーティションサイズ変更作業のメモを記します。

ファイルシステムサイズ拡張作業内容

# lvm  ← LVM開始
lvm> pvs  ← 物理ボリュームサイズ表示
lvm> lvs  ← 論理ボリュームサイズ表示
lvm> lvextend -L+4G /dev/VolGroup00/LogVol04
   ← /dev/VolGroup00/LogVol04の論理ボリュームに4GB追加
lvm> exit  ← LVM終了
# ext2online /dev/VolGroup00/LogVol04
   ← ファイルシステムのサイズを論理ボリュームのサイズまで増やす。

ファイルシステムサイズ縮小作業内容

Redhat Linux ES4はresize2fsコマンドが無く、縮小するファイルシステム(今回は/home以下)にほとんどデータが入ってなかったため、一度ファイルシステムを作り直しました。

# umount /home  ←ファイルシステムのマウント解除
# lvreduce -L -10G /dev/VolGroup00/LogVol05
   ←論理ボリューム/dev/VolGroup00/LogVol05を10GB縮小
# mkfs -t ext3 /dev/VolGroup00/LogVol05    ←ファイルシステム再作成
# mount /home  ←ファイルシステムの再マウント