Apache Tomcat 5.5 to 6.0

http://tomcat.apache.org/migration.html

Java 5 が必要

Tomcat 5.5 には、JRE1.4 で動作させるためのライブラリが用意されていたが、
Tomcat 6.0 にはない。

ディレクトリ構造の変更

Tomcat 5.5 には、デフォルトで common, shared, server というディレクトリがあった。
Tomcat 6.0 では、lib ディレクトリに統合された。
conf/catalina.properties ファイルの設定をすれば、ディレクトリの配置を変更できる。
デフォルトのアプリケーションは全て webapps ディレクトリに配置される。

クラスローディングの変更

ディレクトリ構造の変更に伴い、common, shared, server 用クラスローダーが統合された。
lib ディレクトリは、クラス階層とJARファイルの両方に対応している。
conf/catalina.properties ファイルで振舞と構造を変更することができる。

ログAPIのパッケージ名変更

ログ関連のパッケージ名がorg.apache.juli.logging に変更された。
これによってアプリケーションのロギング機能がコンテナから独立した。
(パッケージ名を変更したぐらいで、どうしてそうなるのか良くわからないが。)
この変更でjava.loggingは透過的に使えるが、log4j を使うには
追加のコンポーネントコンパイルする必要がある。

ネクター上のSSLEnabled属性

SSLが利用可能なコネクターは、SSLEnabledのフラグをTrueに設定すると
暗号化されるようになった。

クラスタリングの設定変更

クラスタリングの設定がリファクタリングされたので、クラスタリングのドキュメントを
よく見ること。