checkinstall の注意点 その2

The Debian System—その概念と技法によると、他にも問題があるらしい。

  • ユーザーを追加する処理はダメ。そのパッケージのアンインストールすると /etc/passwd が削除されてしまう。
  • 設定ファイルの変更が、アップグレード時に上書きされて消えてしまう。

1つ目は試していない。VMWare の環境で試してみてもいいだろうけど。
Ubuntucheckinstall パッケージでは、2つ目の問題は fix しているようだ。

設定ファイル `/etc/example.conf'
 ==> これはインストールしてから (あなたかスクリプトによって) 変更されています。
 ==> パッケージ配布元が更新版を提供しています。
   どうしますか? 以下の選択肢があります:
    Y か I  : パッケージメンテナのバージョンをインストールする
    N か O  : 現在インストールされている自分のバージョンを残す
      D     : 両バージョンの差異を表示する
      Z     : この処理をバックグラウンドにし、状況を確認する
 デフォルトでは現在使っている自分のバージョンを残します。
*** example.conf (Y/I/N/O/D/Z) [デフォルト=N] ? 

少し古い本なので、出版後に解決したのかもしれない。