Linux のマウントオプション

Linux カーネル 2.6.20 以降では、noatime は副作用が大きいので relatime を付けるといいらしい。ただし、ディストリビューションによってはデフォルトで有効になっていたりするらしいので設定すら不要な場合もあるとのこと。

カーネルで有効になっているかどうかを調べるには、
http://d.hatena.ne.jp/shiumachi/20080614/1213415948
より、

noatime マウントオプションもデフォルトに比べて性能は向上していますが、relatime とほぼ
性能が変わらないばかりか、いくつかのプログラムに悪影響を与える可能性がありますので、
今後は relatime を使用するのがいいでしょう。

最新の Fedora や Ubuntu をご利用の方は、この relatime マウントオプションはカーネルの
コンパイルオプションによりデフォルトで付加されているようになっていますので、/etc/fstab の
設定等を変更する必要はありません。

もし他のディストリビューションで relatime を正しく設定したいのであれば、まず 
/boot/config-<カーネルバージョン> の中に CONFIG_DEFAULT_RELATIME の項目があるか、
あるとすれば y か n かを確認します。

もしこのオプションが存在し、y と書かれていたら、何も設定しなくてもカーネルが勝手に 
relatime をつけてマウントしてくれます。

n と書いてある、あるいはオプション自体存在しない場合には /etc/fstab のマウント
オプションに defaults,relatime と記述することで relatime を使用することができます。

ちなみに Ubuntu 9.04 の config には CONFIG_DEFAULT_RELATIME の項目自体がないので
/etc/fstab に設定が必要なのかも。