Debian lenny のパフォーマンス(解決?)
Debian lenny がリリースされてからずっと、カーネルのパフォーマンスが悪いのが悩みのタネでした。
http://d.hatena.ne.jp/okinaka/20090904#1251994271
が、どうやら LKML でも話題になっていたそうで、いくつかの提案がありました。
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/watch2009/watch09c.html
- NEW_FAIR_SLEEPERSの廃止
- child_runs_firstの廃止
- デフォルト・レイテンシターゲット値の調整
- カーネルスレッドのnice値ボーナスの廃止
上の2つはパラメータを修正することで対応出きるのでやってみたところ、劇的に改善してしまいました。
NEW_FAIR_SLEEPERSの廃止
この設定でコンテキストスイッチの発生回数が劇的に改善しました。
# mount -t debugfs none /sys/kernel/debug # echo NO_NEW_FAIR_SLEEPERS > /sys/kernel/debug/sched_features
child_runs_first の廃止
あまり変化ありませんでしたが、一応設定しておきました。
# echo 0 > /proc/sys/kernel/sched_child_runs_first