ZABBIX 概要

ZABBIX は、オープンソースのシステム監視ツール。

システム構成

  • エージェント
    • 監視対象に常駐して各種情報を取得
  • サーバ (マネージャ)
    • エージェントから情報を受信しデータベースに格納

の2つで構成され、Webインターフェース(フロントエンド)を通じて集めた情報を管理する。

主な機能

機能 内容
監視対象の登録(自動検出)と監視項目の設定 監視対象を登録して個々に監視項目を設定出来る。ネットワークをスキャンし監視対象を自動検出できる。
監視対象の情報取得 ハードウェア・リソース、ホスト名、プロセス状態などを監視対象から取得。自作スクリプトで独自の情報取得も可能。
アクション(処理) 取得した情報を元に、通知や自作スクリプトの実行が出来る。
レポーティング 取得した情報のグラフ化。
マップ表示 監視対象のネットワーク接続状態をマップ形式で表示。

特筆すべき機能

  • 監視対象の自動検出(ディスカバリー)と監視設定
    • 手作業による運用負荷を極力なくす。
    • 運用を限りなく自動化することを強く意識している。
  • 障害時の自動対応
    • 例1: httpd のダウンを検知した場合に再起動。
    • 例2: 別に用意したサーバを起動して切り替える。
  • テンプレート機能
    • 用途に応じて監視項目を素早く設定出来る。