Ubuntu 9.04 で git-cvsserver を試す - エンジニアきまぐれTips

Ubuntu 9.04 にて git-cvsserver を試してみた。これは、git リポジトリを CVS クライアントから利用するためのもの。SSH と pserver に対応している。とりあえず、SSH で試してみた。

ローカル上に１つ git のリポジトリを作成する
CVS コマンドを使って git リポジトリのワークディレクトリを作成する

をやってみた。

まず、リポジトリの設定(configファイル)に一つ追加する。

 [gitcvs]
 enabled=1

つぎに、CVS コマンドで git リポジトリからファイルをチェックアウトしてみる。
そこでハマった点としては、"man git-cvsserver" で初めに書かれている方法では動かないこと。

 export CVS_SERVER="git cvsserver"
 cvs -d :ext:user@server/path/repo.git co <HEAD_name>

ではだめ。man をもう少し下まで見ていくと、以下の記述があった。

 cvs -d ":ext;CVS_SERVER=git cvsserver:user@server/path/repo.git" co <HEAD_name>

こちらなら動作することが確認できた。cvs checkout は完璧。cvs log や cvs status の動作も確認した。ただ残念なことに cvs add, cvs commit, cvs tag がうまく動かなかった。

会社のソースコード管理は、CVSを利用しているのだが、そろそろ git に切り替えたい。
しかし、いきなり git を使えと言われても無理な人もいる。TortoiseGit があるが、まだ開発途上であるし、操作方法が変わってしまうので、やはり学習が必要になってしまう。そんな人には、git-cvsserver 経由で TortoiseCVS を使ってもらおうと画策している。